2014.03.20/新着情報

豚の豆知識③

トンでもない豚の一面や、ピッグりする雑学などなど、豚肉のスペシャリスト『とんかつまい泉』がお送りするのは、様々なブタいで活躍する豚物語。

今からおよそ2000年前、"史上最も幸福な時代"と謳われた、古代ローマと豚のお話を、今回はお届けします。

 

4月=豚?

 哲学者・アリストテレスは言いました。

「豚というのは、わずかな期間にどんどん食べ、どんどん太ってくれる。すべての動物の中で、最もありがたーい動物である...。」

古くは新石器時代の頃から、狩猟の対象だった豚は、そんなありがたーい理由から家畜化されはじめます。アジアやヨーロッパ、中東にオセアニアなどなど...世界のいたるところで、私たち人間は豚とのおいしい関係を築いていたんだそうです。

そして古代ローマでの豚は、食料としてだけでなく、もう1つ重要な役割がありました。それが、「神様への捧げもの」だったんです。

 42日は春の日。古代ローマの人々は、過酷な冬が終わり、大地が再び活気づく春の訪れを祝って、農業を司る神様に雄豚を捧げました。ラテン語では、「雄豚」が(aper)。そして「開いた」が(apetit)。諸説ありますが、この「雄豚を開いた」が4月(April)の語源になったのでは?という見方もあります。古代ローマ風に?春の訪れを豚でお祝い、というのもオツですよね!

 

◆古代ローマ流・豚の味わい方

 博物学者・プリニウスは言いました。

「他の動物は1つの味しか持たないが、豚は50の味を持つ。」

食事も娯楽も不足はない、贅沢な暮らしを満喫していた古代ローマの人々にとっても、豚はなかなかの逸品でした。

塩漬けや燻製にしたり、肉を細かく切って腸に詰めたソーセージを頬張ってみたり。「蜂蜜酒を与えた豚の内臓が絶品!」と唸ってみれば、「いやいやローマの豚はまだまだ、通はコルシカ島の南、サルデーニャ島から抜群の豚を取り寄せるんだ」と躍起になったり。豚のおいしさへのこだわりは、相当だったようです。もっとおいしいものを味わいたい...パクス・ロマーナを築き上げたのは、人間の純粋な食欲だったのかもしれませんね。